高低差はデメリットじゃない?外構デザインの新常識
「土地に段差があると不便そう」と思われがちですが、実は高低差は外構の“魅せどころ”として活用できます。段差によって空間に奥行きや立体感が生まれ、他とは違う個性を演出できるからです。うまく活かせば、むしろフラットな土地以上に豊かなデザインが実現できます。
高低差を活かす3つの基本アプローチ
- 階段やスロープで動線にデザイン性を
踏み面(足を乗せる面)や蹴上げ(段差の高さ)を丁寧に設計し、手すりや照明を加えることで、安全性と美しさの両立が可能です。 - 土留め(どどめ)で段差を美しく仕切る
ブロックや石積みで段差を支えながら、空間に構造的な安定感を加える重要なパーツです。 - フェンス・門柱・カーポートで高低差をデザイン要素に
段差によってできた視線のずれを活かし、目隠しフェンスや門柱を配置することで、プライバシーと景観を両立できます。
デザイン事例① ユニバーサル階段と土留めで安心設計
段差のあるアプローチを、段差が低めの階段・手すり・ポールライトでユニバーサルに設計。土留めブロックと木調フェンスでプライバシーにも配慮され、安全性とデザインが両立されています。
デザイン事例② 既存石積みを活かす土留め&階段
元からあった石積みをそのまま活かしつつ、庭へのアプローチとして階段とデッキを組み合わせ。Rラインのアプローチで柔らかさを演出し、高低差を利用したおしゃれな空間を実現しています。
デザイン事例③ 37段階段で高低差を解消
高低差が6mある土地のため、広大な駐車スペースから玄関までは37段の長い階段を新設しています。安全性を確保しながら、圧巻のスケール感を表現しています。
デザイン事例④ 木調フェンスと階段でモダンな統一感
道路と建物の高低差を活かし、段差をモダンなタイル階段と木調フェンスでおしゃれに魅せています。段差下は駐車場スペースにして、段差上のお庭部分は人工芝とウッドデッキを組み合わせ、プライベート空間になっています。
デザイン事例⑤ 既存擁壁活用でシンプル&機能的な外構
既存の擁壁をうまく活かした平屋の建て替え新築外構。擁壁ブロックに沿って透水マットを入れることで、雨が降った場合は透水マットが水を集め、水抜きから水が流れるように設計。階段部分は高級感のあるタイルを張っています。階段上のお庭スペースには柔らかい人工芝生を敷いたので、お子様が裸足で遊ぶこともでき、お家の中(リビング)からお子様を見守ることができるように設計にしています。
高低差外構で失敗しない注意点
- 構造設計:擁壁や階段の安全性確保のために構造計算が必要
- 排水設計:雨水がたまらないよう、水の流れと勾配を丁寧に設計
- 安全配慮:段差には滑り止め、手すり、照明をつけて転倒を防止
専門業者に相談するメリットとは
高低差を活かした外構は、構造・法規・デザインすべてに精通している業者でないと実現が難しいケースもあります。多数の施工事例を持つ外構専門店であれば、事前に完成イメージを共有しやすく、満足度の高い外構になります。
まとめ:段差を味方につけて、理想の外構を手に入れよう
高低差は決してデメリットではなく、設計次第で「魅力」に変えることができます。段差をうまく活かした外構は、機能性とデザイン性を高いレベルで両立可能です。ぜひ今回ご紹介した事例を参考に、プロの力を借りながら理想の外構を実現してみてください。
理想の外構、私たちと一緒に実現しませんか?
高低差を活かした外構は、設計力と施工力があってこそ実現できるもの。エクステリアデザイン神戸では、神戸・明石エリアを中心に、多数の高低差外構の実績があります。
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