「ガーデンルームに憧れるけど、実際どうなんだろう?」と悩んでいる方へ。
この記事では、ガーデンルームのリアルなメリットとデメリットを分かりやすく解説し、後悔しないための選び方のポイントもご紹介します。
設置前に知っておくことで、失敗を防ぎ、理想の空間を手に入れるヒントになるはずです。
ガーデンルームとは?
ガーデンルームとは、テラスやウッドデッキの上にガラスやポリカーボネートなどの屋根・壁を設置した「屋外と室内の中間的な空間」です。
雨風を防ぎながらも自然光を感じられるため、リビングの延長として人気があります。
床材は「タイル張り」「ウッドデッキ」など多様で、雑草や芝生の手入れが不要になる点もメリットです。
LIXILの「ジーマ」や「ココマ」、三協アルミの「ハピーナリラ」などが代表的な商品です。
ガーデンルームは「サンルーム」と混同されがちですが、サンルームは日当たりを重視する構造である一方、ガーデンルームは快適性(遮光・通気性)を重視した造りになっている点が大きな違いです。
ガーデンルームのメリット
雨でも洗濯物が干せる
屋根付きで風も防げるため、天候に左右されず洗濯物が干せる点が大きな魅力。共働き世帯や花粉・PM2.5が気になる家庭にもおすすめです。
リビングの延長として使える
リビングに隣接する形で設置すれば、実質的に居住スペースを広げる効果があります。読書やお茶、子どもの遊び場など多目的に使えます。
プライベートな庭時間を楽しめる
周囲の視線を遮りながら自然光や庭の緑を感じられ、おうち時間の質がアップします。
家の外観・資産価値がアップ
見た目にも高級感があり、住宅の印象が向上。資産価値アップにつながる可能性もあります。
ペットや趣味の空間としても◎
ペットの遊び場や観葉植物の温室、在宅ワークスペースなど自分らしい用途で使える柔軟性も魅力です。
加えて、ガーデンルームは「雑草対策」や「庭の手入れ軽減」としても有効です。草むしりの手間や庭のメンテナンスが大幅に削減され、実用的な利便性も得られます。
ガーデンルームのデメリット
初期費用が高い
メーカーやサイズにもよりますが、50万〜300万円前後の費用がかかることが一般的。仕様やオプションによって価格帯は大きく変動します。床や電気設備の追加でさらに増えることもあります。
夏は暑く、冬は寒い場合も
断熱対策をしていないと、真夏はサウナ状態・冬は冷えやすい傾向があります。ただし、遮熱フィルムや網戸、換気窓、二重ガラスの設置など断熱・遮熱対策を行えば快適性を高めることができます。
その他の注意点
- 外壁に穴を開ける必要がある場合、ハウスメーカーの外壁保証が受けられなくなる恐れがあります。保証内容を事前に確認し、必要に応じて独立型のガーデンルームも検討しましょう。
- 設置後のやり直し工事は高額になるため、事前のプランニングが重要です。
- 設置場所の日当たりや風通し、周囲環境による快適性の違いも考慮し、事前にシミュレーションすることが後悔を防ぐポイントです。
- メンテナンスやランニングコストにも注意が必要です。ガラスやアルミ部材の劣化、掃除の頻度、冷暖房を使う場合の電気代なども事前に把握しておくと安心です。
- メーカーや施工業者による保証内容やアフターサービス体制の確認も大切です。
後悔しないためのガーデンルーム選びのコツ
「何に使いたいか」を明確にする
洗濯干し場?くつろぎスペース?在宅ワーク?
目的を明確にすることで、必要な広さ・開閉機能・断熱性能などが見えてきます。
現地調査とプラン提案は必須
立地や日当たり、建物との接続方法によって最適な設計は異なります。
地元で実績のある専門店に相談し、複数のプランを比較しましょう。
将来的なメンテナンスも考慮する
長く快適に使うためには、掃除のしやすさや劣化しにくい素材選びも重要です。保証内容や施工後の対応も確認しておきましょう。
おすすめガーデンルーム
三協アルミ ハピーナリラ
開放感と快適性を兼ね備えたフルオープン折戸パネルが特徴。内天井付きや採光ルーフなど選択肢も多く、デザイン性も高いです。
LIXIL ジーマ
全開放可能な折戸パネルとシンプルで洗練された外観が魅力。内天井付きで快適性も抜群です。
LIXIL ガーデンルームGF
従来モデルより価格を抑えつつ、多様な開口スタイル(折戸、腰壁、FIXパネルなど)や豊富なオプションが選べるのが特徴。アルミ色や木調色などのカラーバリエーションも豊富です。
LIXIL ココマ
腰壁タイプやオープンテラスタイプなど選択肢が豊富で、エクステリアとインテリアの中間的な空間を演出できます。
ガーデンルームの施工例
広々とした連棟設計で非日常空間を演出(三協アルミ ハピーナリラ)
神戸市垂水区のO様邸では、15mのウッドデッキ上に2間×2棟を連棟加工したガーデンルームを設置。間口7mを超えるゆとりある空間は、リゾートのような開放感を演出します。
ダウンライトを活かすL字型設計で暮らしに溶け込む空間に(LIXIL ジーマ)
神戸市北区のK様邸では、既存のダウンライトを避けて設置するため、L字に外へ張り出す形で特注設計されたジーマを採用。
高さのあるフェンスとの組み合わせで、外からの視線も遮りながら、内天井付きで夜もくつろげる落ち着いた空間を実現しました。
愛犬のための快適スペースを確保したペット共生ガーデン(LIXIL ジーマ)
明石市のT様邸では、愛犬が運動用プールで安全に遊べるよう、ジーマを設置。
全面開放が可能な折戸パネルに加え、虫対策として網戸も設けられており、ペットも人も快適に過ごせる空間となっています。
土間仕様で多目的に使える実用型ガーデンルーム(LIXIL ガーデンルームGF)
明石市のI様邸では、駐車場奥の空間を活用して土間仕様のガーデンルームGFを設置。
自転車や遊び道具の出し入れがしやすく、雨の日の子どもの遊び場や、荷物の一時置きスペースとしても活用されています。グレイッシュオークが外観に自然に溶け込み、明るく開放的な印象に。
腰壁でプライバシーを守るくつろぎのセカンドリビング(LIXIL ココマ)
神戸市垂水区のY様邸では、既存のタイルデッキ上に腰壁タイプのココマを設置。
通行人の目線をしっかり遮りながらも、内側にはロールスクリーンを設けることで日射対策も万全。
屋外とつながる開放感を保ちつつ、落ち着いた家族の時間を過ごせるセカンドリビング空間が完成しました。
まとめ|目的とライフスタイルに合ったガーデンルーム選びを
ガーデンルームは「洗濯干し場」「セカンドリビング」「趣味空間」「ペットスペース」など、多彩な使い方ができる魅力的な空間です。
しかし、商品ごとの性能や費用、設置条件によって満足度は大きく異なります。
自分たちの目的やライフスタイルに合ったガーデンルームを選ぶことが、後悔しないためのポイントです。
エクステリアデザイン神戸では、お客様一人ひとりに合わせたプラン提案と実績豊富な施工で、理想の空間づくりをお手伝いしています。
まずはお気軽にお問い合わせください。