家の中だけでなく、庭や外構(エクステリア)もペットの快適な暮らしに大きく影響します。
とくに神戸市・明石市のように住宅が密集し、道路との距離が近いエリアでは、安全性・清潔さ・デザイン性を両立した外構づくりが欠かせません。
本記事では、ペットと家族が心地よく過ごせる外構デザインのポイントをわかりやすく解説し、最後に実際の施工事例もご紹介します。
🐾 ペット対応外構で失敗しないための5つのポイント
フェンス・門扉で「飛び出し」を確実に防ぐ

- 道路面が近い敷地では高さ120cm以上のフェンスや隙間の少ない目隠しフェンスが安心。
- フェンス下のすき間ゼロの納まりは小型犬の脱走防止に有効。
- 門扉は二重扉(サブゲート)にすると開閉時の飛び出しを抑制。
床材は「滑らず・熱くなりにくい」ものを選ぶ

- 人工芝はクッション性が高く、足腰にやさしい。下地に透水層をつくりニオイ・ぬかるみ対策を。
- タイルデッキは掃除がしやすく清潔を保ちやすい。夏は遮熱タイルや日除け(パーゴラ/オーニング)を併用。
- 雨天後の転倒防止に、表面の防滑性もチェック。
足洗い場や水栓の「位置」と「高さ」を最適化

- 出入口(リビング/勝手口)や駐車場動線の近くに水栓+足洗い場を設置。
- 季節問わず使いやすいシャワーノズル付き混合水栓がおすすめ。
- ホースの取り回しや収納まで計画すると日常がラク。
雑草・泥汚れを減らす「排水設計」

- コンクリートやタイルの勾配、暗渠や側溝などの排水計画でぬかるみ&ニオイを抑制。
- 人工芝下地は透水・透湿を意識した多層構造に。
- 泥はねを軽減する砂利帯・縁取りも有効。
夜間の安全&防犯を高めるライティング

- 通行・出入口・段差にセンサーライトや埋め込み照明で視認性を確保。
- 眩しすぎない間接光や光の連続性でペットの動きを見守りやすく。
- 自動調光・タイマー機能つきの省エネLEDが便利。
🌿 神戸・明石での外構計画:地域特性への配慮

- 高低差・坂道の多い地形:境界設計と排水計画を重視し、段差はスロープや低段差ステップに。
- 西日・照り返し対策:遮熱タイル、日陰をつくる植栽やルーバーフェンスが有効。
- 強風・台風を考慮:フェンスの基礎・柱ピッチ、カーポートの耐風圧性能をチェック。
🐶 実例で学ぶ:ペットと暮らす外構デザイン3選
▶ 神戸市北区 K様邸|人工芝×タイルデッキの“人も犬も楽しい庭

「ワンちゃんが自由に走り回れる庭にしたい」というご要望から、リビング前に人工芝のドッグランスペースを設計しました。
目隠しフェンスと両開き門扉で囲うことで安全性を確保し、フェンス下に隙間を設けない施工で小型犬の脱走も防止。
タイルデッキから庭に直接出られる動線を確保し、家族がBBQやティータイムを楽しみながら、ワンちゃんものびのびと過ごせる空間が実現しました。
さらに、ダウンライトで夜も優しい光が灯り、防犯性とデザイン性を両立。
▶ 神戸市西区 F様邸|3匹のビーグルが安心して遊べるクローズ外構リフォーム

オープン外構からクローズ外構へのリフォームをご希望。
ビーグル犬3匹が道路に飛び出さないように、ペットガード付きの電動跳ね上げ門扉と、フェンス・門塀・スクリーンを組み合わせてデザインしました。
乱形石のアプローチと人工芝を敷き、濡れても滑りにくく見た目にも華やか。さらに、足洗いシャワー水栓を設置し、散歩帰りのケアも簡単です。
外構全体で“ペット対応”を意識したことで、安全性と美観を両立したリフォームとなりました。
▶ 明石市 T様邸|ワンちゃんのためにガーデンルームを設置

ワンちゃんの運動用プールを設置するために、LIXIL「ジーマ」のガーデンルームを新たに施工しました。
全面折戸で開放でき、網戸付きのため通気性と虫対策を両立。
屋根は熱線吸収ポリカーボネートを採用し、日差しを和らげながら防汚性能も備えています。
既存の乱形石デッキを拡張して高強度タイルを施工し、プール設置にも耐えられる構造に。
建物の形状に合わせた隙間のない納まりで、美観と機能性を両立したペット対応外構となりました。
まとめ:家族みんなが安心できる“ペット対応外構”を

「安全性」「動線」「メンテナンス性」をしっかり押さえれば、10年先まで快適に暮らせる外構が実現します。神戸市・明石市でペットと暮らす外構をご検討中の方は、地域密着で実績豊富なエクステリアデザイン神戸にご相談ください。
よくあるご質問(FAQ)

Q1. 人工芝とタイル、どちらがペット向きですか?
用途で選び分けます。走る・遊ぶなら人工芝(透水層必須)、掃除のしやすさやダイニング用途ならタイルが有利。両方をゾーニングするのがベストです。
Q2. 小型犬の脱走を防ぐには何が必要?
フェンス下のすき間ゼロの納まり、細かな格子ピッチ、二重扉が有効です。段差の踏み台化や植栽での乗り越えにも注意しましょう。
Q3. リフォームでも足洗い場は設置できますか?
可能です。配管ルートや勾配を現地で確認し、動線に合わせた位置・高さを決めます。冬場は混合水栓が便利です。



